集会所、散歩道、広場、菜園などを設置した、身近な楽しさを仲間や家族と分け合える、高齢者のためのまちづくりである。

 集会所はコミュニティの中心に配置し、排熱などを用いた施設(銭湯など)とすることで、ふれあいや交流の中心施設とする。

 建物を敷地内に分散させて配置することで、散歩道や広場をつくり、住民交流の機会を生み出す。散歩道はランニングや犬の散歩などに使われ、各住戸を緩やかに結び付ける機能を果たす。散歩道に囲われた広場では、バーベキューや運動をすることができ、住民交流が活発に行われる場となる。また、各住戸の通り抜けてアクセスできるプライベートな庭は、菜園を営んだり、家族で団らんすることが可能である。

 地域のコミュニティの力でまちを再生していく新しいモデルを目指した。